fbpx
MENU

INFORMATIONお知らせ

2024年9月13日

花火について

「花火」について取り上げたいと思います。

花火には火薬が使われていますが、元をたどれば中国・秦の時代にシルクロードによって、火薬が世界に伝わったのがきっかけです。日本に伝わったのは、16世紀・戦国時代。火薬を使う火縄銃とともに広まりました。その頃の日本では、鉄砲の他、合戦の合図「のろし」として使われていた火薬。それが、江戸時代にようやく観賞用の花火として使われるようになりました。日本煙火協会資料によると、戦国時代には、武将・伊達政宗や徳川家康が花火を鑑賞したという記録があるそうです。

花火の種類として主なものは、割物・小割物・ポカ物、があります。

割物:代表は「菊」と「牡丹」。「菊」は光の尾を引き、「牡丹」は尾を引かない。「冠」や「千輪」もあります。他に「型物」といって、キャラクターやハートなど、デザイン性のある花火もあります。

小割物:花火玉の中にいくつもの花火玉が入っていて、小さな花火が同時に開きます。

ポカ物:花火玉がくす玉のようにポカっと割れるもので、「柳」や「花雷」、「蜂(光や音が

色々な方向に不規則に回転して飛ぶ)」などがあります。

花火の打ち上げの仕組みは大砲と同じように、火薬を使って打ち上げます。筒の底に打ち上げようの火薬(揚薬)をしきつめ、導火線を下にして花火玉を置きます。導火線に火が付いた瞬間真上に打ちあがり、導火線にそって火が伝わっていき、ちょうど導火線が燃え切ったとき、玉の中心にある割薬が点火され、破裂して開きます。

次に、打ち上げ花火の「大きさ」についてです。花火玉のサイズは「号数」で表します。玉の号数とその直径との関係:3号=3寸(9㎝):4号=4寸(12㎝):10号=1尺(30㎝)

:40号=4尺(120㎝)。打ち上げ花火玉の大きさと高度及び花火の直径は次の通りとなります。3号玉:高度120m:直径60m、5号玉:高度190m:直径170m、10号玉:高度330m:直径320m、40号玉:高度700m:直径700m。ちなみに今現在最大のサイズは、40号玉(4尺玉)で直径120㎝、重さ約420㎏です。打ち上げるときの速度は新幹線の最高速度より速いそうです。

このように大きく重く危険な花火は、花火師さんが点火しているわけですが、今は電気を使って点火しています。すべての筒を並べ終えたらコードで繋げ、遠くからスイッチを入れるだけ。打ち上げるタイミングもあらかじめコンピューターにプログラムしています。現代の花火師さんはプログラマーでもある、と言えます。今は音楽を流し、その音楽に合うように花火を打ち上げるなど、様々な思考を凝らして楽しめるよう演出されています。

今宵は、打ち上げ花火もよし、自宅での小規模な花火でもよし。日頃のストレス解消といきましょうか。

 

参考ホームページ

ハルメク365

こそだてまっぷ

本田技研工業 株式会社

一覧へ戻る

CONTACTお問い合わせ