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2024年6月28日

梅雨を彩る風物詩

6月21日に関東甲信地方も梅雨入りとなり、雨マークの日が増えてきました。

 

雨の日が続く中、彩りを見せるのはやはり紫陽花の花ではないでしょうか。
紫陽花の花はボリュームがあるので、花束や装飾に使われたり、またお庭で育てているご家庭も時おり見かけます。紫陽花の名所へ行くのもどんよりとした梅雨の時期の楽しみでもありますね。

 

ちなみに一般的に日本によくあるホンアジサイなどの紫陽花の花は土壌の酸性度によって色が変わるのはご存知ですか?

 

昔、庭に咲いていた紫陽花は綺麗な青色だったのですが、別の場所に植え替えたらピンク色になった事がありました。その時、酸性が強いと青色、逆にアルカリ性に近いと赤みが強くなると知り、青色リトマス紙が赤になると酸性、赤色リトマス紙が青になるとアルカリ性なので、逆なんだなと思いました。

 

また近頃は青色、赤紫色以外にも多種多様な色合いや形状の紫陽花も増えており、土壌の酸性度に関係なく、色が変化する品種も多数出てきています。
最近よく見かけるアナベルという品種は、咲きはじめがライムグリーンで成長するにつれ真っ白になり、またグリーンに変わります。

 

このように緑色になる品種は問題ありませんが、もし元々赤や青の花だったものが緑色になってしまっていたら注意が必要かもしれません。
「アジサイ葉化病」という紫陽花の花(がく)全体またはその一部が淡い緑色から濃い緑色の葉のようになる病気があり、植物の細胞内に寄生する細菌の一種であるファイトプラズマが原因で起こる病害です。
感染した場合は挿し木などの増殖は行わず、抜根、除去するのが良いそうです。

 

何気なく見ていた梅雨の風物詩である紫陽花、色々な視点から楽しんでみては如何でしょうか?

 

参考:農林水産省 「アジサイ葉化病(Q&A)」

https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/attach/pdf/index-1.pdf

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