夏の始まりはいつ?
5月になり、日差しも強く汗ばむ日が多くなってきましたが、夏の始まりはいつでしょうか。
夏の定義は色々ありますが、暦の上では立夏(りっか)が夏の始まりだとされています。
日本には、春夏秋冬以外にも季節を表す言葉がたくさんあります。
1年間を24分割した「二十四節気」にはそれぞれの四季を表した名前が付けられており、立夏もその一つです。
その日だけを指す場合と、立夏から次の節気である小満までの約15日間を指す場合があります。
今年の立夏は5月5日で、期間でいうと5月5日から5月19日までとされています。
また、立春・立夏・立秋・立冬の4つの節気を合わせて「四立(しりゅう)」と呼ぶそうです。
「夏の始まり」を意味する立夏ですが、体感的にはまだまだ夏と呼ぶには早すぎるのではないかと思います。特に、四立の4つの節気は、それぞれの季節の始まりを意味する言葉ですが実際の季節感とはズレを感じます。
二十四節気が作られたのは、中国の戦国時代の頃(紀元前4世紀)なので、現在の日本の気候とは違っていたでしょう。また、日本には梅雨や台風があるので中国で作られた二十四節気と実際の日本の季節感でズレを感じてしまうのは当然のことですね。
季節の移り変わりを感じつつ、心穏やかに夏の訪れを待ちましょう。
参考
1)こよみ用語解説 二十四節気 – 国立天文台暦計算室
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/24sekki.html
2)立夏とは?2024年はいつ?夏至との違いや季語の意味、時候での使い方まで解説!
-HugKum(2024.4.1掲載)
3)二十四節気とは?意味・由来・順番と、2つの決め方(平気法と定気法)
-Beyond編集部(2020.7.1更新)