桜開花について
徐々に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになってまいりました。
そこでみなさんが気になるのが、桜の開花ではないでしょうか?
よく、テレビで耳にする桜の標本木のとはなんでしょうか。
代表的な例で言いますと、東京都の靖国神社にあります、桜の標本木ではないでしょうか。
気象庁は、都道府県ごとに58本の桜を標本木として指定しています。
観察の樹種として原則は『そめいよしの』とさせていますが、生育がない地域によっては『ひかんざくら、』『えぞやまざくら』を指定している地域もあります。
サクラの標本木が、5から6輪咲けば「開花」、8割咲けば「満開」と定められています。
長野県では、長野地方気象台に標本木が植えられています。
桜の標本木は老齢になりますと、代替りが行われているようです。
長野県の標本木は2024年に、樹齢70年以上の『そめいよしの』から樹齢25年以上の『そめいよしの』に変更されました。
今年の開花宣言から、新しい『そめいよしの』で観測されています。
3月28日現在、長野県の桜の開花日は4月11日と発表させています。
桜の開花が楽しみですね。
参考
1)桜の開花-気象庁
https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura_kaika.html
2)生物季節観測の情報 さくらの開花日と満開日の観測方法と等期日線図(平年)-気象庁
https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/
3)開花を宣言する「標本木」は全国に58本-ウェザーニュース(2020/03/14掲載)
https://weathernews.jp/s/topics/202003/120125/
4) サクラの開花宣言を観測…71年にわたり役目担った初代標本木が今年で交代、切り口に空洞や枝の傷み進む老木化で卒業、樹齢25年以上の「若木」が後任に-SBC信越放送(2024/2/2掲載)