新事業のアイディアの出し方
コロナ渦、新事業、新商品開発のため、なかなかいい発想が生まれずに困っている方もいるかと思います。
ブレインストーミング、シックスハット法、オズボーンのチェックリスト等、アイデア出しのツールは各種存在します。これらの手法の説明もしたいのですが、今回はこのツールをどんなタイミングでどう使うかを考えてみましょう。
新しいことを考える第一歩は、現在の製品やサービスの状態を分析し、ゴールに至る道筋を考えることです。この解決方法を考えるためにアイデア出しの手法を使います。そしてそこに「ひらめき」、あるいはセレンディピティと呼ばれるものを加え、欠点を克服して使えるようにする作業が必要です。次はこれを具現化するために設計作業に入ります。そしてシミュレーションやプリテストによりアイデアが実現可能なことを確認していきます。次は問題発見と現状分析です。開発した製品の問題点は、今日では、大抵何らかの解決策があり「顧客のニーズ」を探すのは容易ではありません。この「顧客も気づいていない、満たされていないこと」は、人が、満たされていないと感じる顧客の感情を発見することで、以下の3つのポイントがあります。否定の精神、論理的思考、教養がそれです。さらに製品開発では問題が見つかった後、その答えに市場があるかどうかを考え、自社が参入できる市場かどうかというビジネスの視点での判断が必要です。また現状分析も欠かせません。最後にゴールはどこか?何をしたいかの明確化していきます。こんな繰り返しで実現していくことになります。
ただ、闇雲にゴールを探すのでなく、流れの中でどこでアイデア出しのツールを効率的に使うかで的を得た斬新なアイデアが出せるというものです。
こんな時代だからこそ、自社の現状を見つめなおし、新たな道を模索するチャンスかもしれません。
文責 大石 貴和