お金の話をしましょう。
日本では、今まで、教育とお金の話は切り離されていました。
学生だった18歳や22歳の人間が社会人になったとたん、お金について考えなくてはならないのに、周囲の人間、家族でさえお金の話はタブー視され、だれに相談してもいいかもわからないのが現実です。
そんな状況で、将来を考えろというのは無理があるでしょう。老後の資金は3,000万円必要です。などという情報が入れば、不安でたまらないのだと思います。
その状況こそ、普通にあり得ない儲け話に飛びついて、詐欺にあってしまう一因なのだと思います。
高齢者の詐欺被害は深刻ですが、年齢の高い人ほど金融教育を受けていないため、詐欺被害にあいやすいのは、当たり前だといいます。
最近になってやっと、学校教育の中で、金融に関する教育が取り入れられることになり、今まで、タブーとされていた金銭教育が解禁となります。
この機会に、お金の話をしてください。
特に高齢の方!!
家族に自分の資産がどのくらいあるのかを全く伝えていない方いらっしゃいませんか?それは何故ですか?伝えない理由ってありますか?
これからは、自分の資産や自分の将来について、自分の考えを大事な人たちに伝え、つないでいくべきです。
文責:CFP® 五十川 貴巳子