のぞみだより#23「ウィンタースポーツと温泉だけでない信州の魅力」
最近、信州の観光地に新しい施設がオープンしています。その多くはスキーリフトの最終地点の「展望デッキ」です。場所は県内各地スキー場の上級コーススタート地点、山頂の絶景を提供すべく展望台を新設するスキー場レストランが増えました。冬場は私のスキーレベルでは近寄れませんが新緑の春、風が涼やかな夏、紅葉が鮮やかな秋、ドライブをかねて立ち寄るのは楽しみです。
最近、私が訪ねたのは志賀高原2300M雲上のレストラン、日本一標高の高いパン屋さんで有名な「横手山頂ヒュッテ」。雲海の先には富士山、浅間山、八ヶ岳、北アルプス連峰、妙義山、榛名山の360°の絶景を満喫できました。日頃の雑踏から離れ、風の音だけの落ち着いた雰囲気の中で、何もしない贅沢な時間を過ごせました。
外にテラスから目の前に広がる信州の素晴らしい景色がみられるのは、北アルプス白馬村「岩岳リゾート」「八方尾根ビーチ」、北信では「野尻湖テラス」「舟小屋」、霧ヶ峰の「ころぼっくるひゅって」、上高地ホテル白樺荘「ラ・ベルフォーレテラス」などで、只今増加中です。
さて、展望デッキを堪能したら、帰り路に各地の「道の駅」で旬の野菜・果物を選び、日帰りの湯に立ち寄り、身も心もリフレッシュしてください。
そして、七年に一度の善光寺御開帳が来年4月3日から6月29日まで開催しておりますのでご参詣ください。本堂前に設けられている「回向柱」に触れていただくと、善光寺秘仏「前立本尊」と‘善の綱‘で結ばれ、‘御仏‘のお慈悲を頂くことができます。是非、創建約千四百年の長きに亘り庶民信仰の中心で在り続いている如来三尊とご縁を結び、家内安全・厄除などをご祈願ください。そして、来年は諏訪神社の御柱祭も開催されます。
易学では寅と申は「動く」ことを意味し、草花が芽吹く時期や作物が実る縁起の良い時期を表すため、両大祭は七年に一度開催されるようになったと言われています。
最後に、来年は雲上のテラスでコーヒーを飲み、善光寺御開帳、諏訪大社御柱祭に足を運んでいただき、そこで大いなる「英気」を頂戴していただき、「動く」新年であることをご祈念します。
雲上の宿「横手山頂ヒュッテ」HP(http://www.yokoteyama.com/)より
税理士法人のぞみ 長野事務所所長 税理士 星野直信