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2021年10月22日

移住を考える

コロナの影響で、仕事場と自宅の考え方が随分変わりました。

今まで、仕事は首都圏を中心とした『会社』へ出社して行うものでしたが、在宅オンラインでの仕事に切り替わり、自宅が仕事もする場所へと変化しました。

もちろん、ニュースでも話題となっているように、出社を余儀なくされている人も多いと思いますが、出社せずに仕事が成り立つ人が出社しないことで、少しでも密の状態を減らせているのでしょう。

そんな中、事務所兼自宅を地方に設けることで、ワークライフバランスの改善を図る方が増え、信州 松本へも興味を持って下さる方が増えてきました。

東京・・を中心とする首都圏と、松本のような地方をお金の面で比べたときに、一番違うのが住居費でしょう。同じ金額を支払うとしても、地方に居を構えれば、広さを確保でき、自宅の中で、仕事とプライベートの空間を分けることができます。もちろん、出社する際の交通費は余分にかかりますが、通勤手当も上限まで支給してもらえるなら、住居費のメリットの方が大きいと思います。

コロナの影響があるのかどうかは分かりませんが、ここにきて、住宅業界の事情も随分変わっています。

都会では人気の高層マンションですが、高層階に住むと鬱になりやすいそうです。

それを受けてかどうかは分かりませんが、今、平屋建ての人気が上がっていて、平屋のみを取り扱う建築会社が売り上げを伸ばしています。その会社の建物は、1,000万円以内での購入が可能です。

都会と違って、土地単価が安い分2階3階とする必要がなく、また、小さい子供のけがを心配する世代と高齢の方は、階段がない生活がとても気に入られるようです。

何歳で移住を考えているかにもよりますが、今後が不透明な中、資金をあまりつぎ込んでしまうのは考え物です。

値段だけで考えるなら、事故物件は、確実に安価です。私は正直抵抗がありますが、事前にお祓いもし、事故物件らしい暗い感じはリノベーションされ、情報も開示されているので、そういうことにこだわらない人には、ありがたい話のようです。

今までのあたりまえや常識がどんどん変わっていくのだなぁとしみじみ思う今日この頃です。

 

文責:CFP® 五十川 貴巳子

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