ご存じですか?付加年金
言葉通り、国民年金に付加して納付することで将来もらう年金に上乗せされる年金です。
加入できる方は国民年金第1号被保険者と任意加入被保険者(第3号被保険者は除く)で国民年金基金に加入していない人となります。
月額400円と少額ですが、2年で元が取れる年金とも言われています。
付加保険料を納めた月数によって年金額が決まるので計算はいたって簡単です。
具体的には200円×付加保険料納付月数
例えば20年間付加保険料400円を納めていた場合、受給できる付加年金額は4万8千円。これを一生涯貰うことが出来るので2年間年金を受給すれば元が取れます。
もちろん全額が所得控除(社会保険料控除)の対象です。
デメリットは、公的年金に適用されている物価スライドがないこと。
また65歳前に亡くなると納付したものは返ってきません。
年金受給年齢から67歳未満で亡くなると支払保険料と年金受取額の差額分が損となります。
掛金が少ないので、受給できる金額も多くはありません。
年金額を増やしたいという方は、国民年金基金、ideco、小規模企業共済など他の選択肢も検討が必要ですね。
文責:山本礼子