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2020年11月25日

のぞみだより#19「老老介護の事始め」

古希になるまで「男は外で仕事、妻は家で家事」と考えてきた私に異変が発生しました。今年になって妻が過去数回の交通事故で頸椎を損傷しての後遺症で家事がままならなくなり、障害者手帳頂き、車椅子の生活が始まりました。突然、私の家事力が試される事となっています。

 

(台所仕事)

 

配膳と後片付けは家庭サービスと理解していましたが、料理となると見当がつきません。言われたとおり取り組みますが、覚えません。食事は外食・お弁当が主になりました。数ヶ月経過した医師から「糖尿病です。食事を改善してください!」と言われ納得。幸い寒くなりましたので鍋料理に取り組んでいます。

 

(食材の買い物)

 

食卓に並べられた料理を黙って食していた私は妻の好みは何一つ理解していませんでした。スーパーに行っても商品の種類の多さにただ驚き、言われた買い物は店員さんに聞くことが多い。買ってきた食材が妻の好みとは違い、お小言を度々頂戴。ならばと思い、昇降機付きのミニバンに買い換え、車椅子に妻を乗せ、スーパーに同行。本人に食材を選んでもらう事となりました。

 

(洗濯・掃除)

 

毎日着替えるワイシャツはクリーニング店に出向き、仕上がり日に受け取り。毛布・タオルケットなどはコインランドリーで洗濯・乾燥作業、すべて初めての経験であります。居合わせた方々に操作方法を教えて頂き、熱が冷める前にケースには入れないことなどコツを教えた頂いています。

 

(外食・宅配)

 

私はもともと味覚音痴ですから、デパ地下・JRの弁当売り場、スーパー弁当コーナー巡りをし、レパートリーを増やす工夫をしますが、妻のこだわりには合わず、これまた小言頂戴。父から「料理が出来ない者は出された食べ物に文句を言うな!」と教えられた我が身には混乱の極みです。

 

(最後に)

 

男性も生活力を高めなければとの思いはありますが、現代、様々な支援サービスがありますので介護しながら「職場と家庭の両立」は可能かなと思う日々であります。

 

税理士法人のぞみ 長野事務所所長 税理士 星野直信

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