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2020年6月8日

のぞみだより#18「 変化の途中」

6月2日東京都で東京アラートが発動されました。新型コロナウィルスの感染者が再度増加しているということです。レインボーブリッジ、都庁が赤くライトアップされたと聞きます。赤という色で東京都民が危機感を共有できたでしょうか。見えた方は、どのように感じましたか?

年初では、到底想像さえしていませんでした。オリンピックが見られると喜んでいたのに。オイルショック、バブル崩壊時にさえ、経験しなかったことが、起きています。そういう意味で不安がいっぱいです。コロナの影響が今後色々な変化をもたらすことと思います。今はその変化の途中にあります。コロナショックが終われば、世の中はがらっと変わっている、働き方も変わるだろうと多くの方が言っています。

さて、当事務所もテレワークを導入しました。会計事務所の業務は、事務所に籠って、机に向かい、ずっと座って仕事をしていると想像している方もいると思いますが、そういう仕事もありますが、実は、関与先を訪問して、ひと月分ずつ、会計処理されたものをチェックしていき、どのような結果となったか、話をしてくる、TKCの会計事務所は巡回監査を重要視しています。ですから、テレワークで、自宅でできる仕事となると、この巡回監査は、なかなか難しい。それ以外の通常、事務所の中で行う、決算の業務や、関与先自らは難しいので、会計事務所で行う、記帳代行の業務が、テレワークの中心業務となります。しかしながら、このような業務を職員が均等に担当しているかというと、そうではない。テレワークでできる職員とできない職員がでてきてしまいます。そして、通信環境が整っているかという問題が生じます。自宅のPCが業務に適しているか、通信の状況は、整っているかなどです。これらの問題を少しずつ解決しながら、実施し始めたというのが現実です。

世の中の変化が激しいなかにありながら、テレワークひとつとってもスローな対応で、これでよいのかと、自問自答しながらいます。ただ、単に不安に煽られることなく、前向きな気持ちをもっていたいと考えています。

 

税理士法人のぞみ 松本事務所所長 税理士 百瀬幸子

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