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2019年11月15日

のぞみだより#13「OBM(オープンブック・マネジメント)」経営と「戦略MG」

OBM(オープンブック・マネージメント)とは、アメリカ産業界が労働生産性の低下に悩んでいた時に導入された経営革新手法で、トップ主導により、ボトムアップで社内の意識改革を実現し、業務の効率性および収益性の向上を図るという考えです。

具体的には、社員全員に自社の財務・経理情報を開示し、その内容を理解できるように研修を施す。その結果、社員にオーナーシップが芽生え、日々の眼前の問題を経営者の立場に立って自ら判断し、責任感をもって解決するようになる。全員が積極的に仕事に取り組むことで、企業風土が変化し、生産性が向上する、ITの導入がスムーズになるといった効果を期待できるというものです。

ただし、問題は、経理情報を開示されても社員がその内容を正しく理解できなければ意味がありません。企業の各種財務諸表を読み取り、それを活用できる社員は少数です。

それではOBM経営を導入しても、かえって混乱を招くだけです。

そこで、出てくるのが以前にも紹介した「戦略MG」です。

「戦略MG」は、参加者各々が社長となり、各種の投資、仕入、製造、販売の全てを疑似体験し、収益の向上や会社経営の健全性について他の参加者(他社)と競い合うゲームをしながら、会社経営の本質を学ぶ研修です。特にこの研修が優れた点は、戦略会計(STRAC)を駆使して、会計や簿記の知識がない人でも、決算が組めて、どこをどうすれば利益を出すことができるか、次期の利益計画が立案できるシステムを取り込んでいる点です。

OBM経営と戦略MGの組み合わせによって、全社員参加型経営が成功するのだと思います。

私は、今後の中小企業経営において、「OBM経営」とそれを実践するための「戦略MG」研修は必要だと考えます。

どうか、「MBO経営」の採用と、当グループが定期的に開催しているMG研修(年4回)に積極的にご参加ください。

 

税理士法人のぞみ 会長

税理士 望月宗敬

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