のぞみだより＃１２「キャッシュレス決済によるポイント還元」
10月から消費税が10％に上がり、食料品等への軽減税率が導入されました。事業者は複数税率になり、経理処理が複雑になる、税率が上がることにより消費が落ち込むという恐れがあります。その課題対策として、中小・小規模事業者むけに、レジ導入費用の補助金等の国の支援策があります。
また、個人消費の落ち込みに対しては、キャッシュレス決済によるポイント還元が用意されています。消費者にとってどのようなメリットがあるのか、消費者目線で書いてみたいと思います。
- キャッシュレス決済ということは、現金ではないもので払うということです。
現金でないものというと、個人的にはクレジットカードは今もよく利用していますが、他にもあります。
①クレジットカード
JCB、VISA、MasterCard・・・
②電子マネー
Suica,nanaco,WAON・・・
③QRコード決済
年齢が高くなると、②と③はあまり馴染みがありません。私もそうですが、メリットを受けたい場合は、慣れるしかないと考えています。
- 還元される額はというと、対象となる中小・小規模事業者で、購入すると５％です。
- 対象となる期間が限られますので注意が必要です。2019年10月1日～2020年6月30日までの9か月間です。ポイント還元があるので、9月までの買い物よりもお得になると思います。ただし、ポイント還元の対象外のものもありますので、注意してください。車や、新築住宅などは対象外です。
- 次にキャッシュレス・消費者還元事業のしくみを図式化します。補助金の流れや、ポイント付与の仕組みがわかると思います。
消費者還元の仕組み
（出典：経済産業省「キャッシュレス決済事業者向けリーフレット」
ポイント還元のメリットを享受して、賢い消費者になりましょう。
税理士法人のぞみ 松本事務所所長
税理士 百瀬 幸子