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2019年2月8日

のぞみだより#4「STLOWSの法則」

私は過去48年間税理士事務所を経営するなかで、500社を超える中小企業・経営者とお付き合いさせていただきました。

その中で実に多くのことを学ばせていただきました。

その一つに、成功する企業経営には共通点がいくつかあるということでした。

私は、企業経営の基本というのはずばり「STLOWSの法則」にあると考えます。

これは西順一郎先生の「知的戦略の時代」(昭和54年 ソーテック社)に記されているものです。皆さんは随分古い文献だと思われるかもしれませんが、いえいえそんなことはありません。時代の変化の中で今も脈々と生き続ける私の半世紀に及ぶ経営のバイブルです。

STLOWSの基本的な考え方は図の通りです。

基礎的な部分に科学的思考をおき、その上に長期的視野と体系的思考、バランス思考が3角形の形でつながり、その中央に全体的思考があります。

この6つの思考力が有機的に結びついて経営はうまくいくのだと考えます。

私は自社の会計事務所を始め幾多の企業を経営して現在に至っておりますが、常に経営に迷った際、この原則を中心に判断してきました。

以下、STLOWSの法則について述べてみたいと思います。

〇科学的思考(Scientific)データ・ベースで分析的に考える

「科学的」ということは、「アカデミックである」ことと、「データ・ベース」であることに分けられる。つまり、情報の収集にあたっては、できうる限り直接、事実に接する立場に立ち、その処理にあたっては、既存の常識ではなく、より本質的な考え方を選ぶことである。

(知的戦略の時代 (北尾 誠英、西 順一郎著)p59より)

私の過去の経験からしても、確かに、成長発展している経営者の共通点は、机に向かっているだけでなく、足しげく自ら現場(店舗、工場、取引先・・・)に出かけて行って、現場からの情報を大切にしている。また私ども巡回監査を経て提出される数値を大切にし、それをもとに経営判断しています。

次回以降に全体的思考他について述べたいと思います。

 

税理士法人のぞみ 会長 望月宗敬

 

STLOWSの法則-その思考領域関連図

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