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2017年6月6日

コンサル研修生君の日誌「交通事故事情」

コンサル研修生君の日誌「交通事故事情」

わたくし、池上は訪タイ歴通算1年未満、喋ることができるタイ語はカタコトの自己紹介のみというタイ初心者です。そんなタイ初心者から見たタイを紹介します。

今回はバンコクの交通事故事情について書きます。

タイでは今年も4月13日から15日にソンクラン(旧正月)がありました。もともとは新年のお祝いとして、仏像や年長者の方の手に少量の水をかけ、敬意を払うという行事だったようですが、近年、タイ国内各地では若者が見ず知らずの人同士で水を掛けあう水掛け祭りになっています。

この期間中、人々はお祭り気分に包まれ、飲酒運転が増加するようです。タイ内務省の発表によると今年のソンクラン前後を含む、4月11日~17日で390名が交通事故で亡くなりました。昨年の同じ期間では交通事故死亡者は442名でしたので、1割減少したわけですが、それにしても亡くなりすぎだと思います。今年のソンクラン期間中の交通事故発生件数は3,690件、負傷者数は3,808名です。昨年同時期の事故発生件数は3,447件、負傷者は3,656名ですので、死亡者は減っていますが、事故発生件数と負傷者数は増加しており、単純に改善したとは言えないようです。

このソンクランの期間以外に関してもタイは交通事故の多い国です。

2015年のWHO(世界保健機関)の発表によると、タイは人口10万人あたりの交通事故死亡者が世界で2番目に多いとのことです。タイでは1年間で人口10万人あたり36.2人が交通事故で死亡しています。ちなみに日本では10万人あたり4.7人です。タイにいると日本で暮らしているときに比べて8倍程度交通事故で死亡する可能性が高くなると言い換えられるかもしれません。

確かに、街中を歩くと、いつ交通事故が起きてもおかしくはないなぁと感じます。渋滞で止まっている車と車の隙間をノーヘルのバイクがすり抜けていきます。歩行者よりも車優先で、歩行者が横断歩道で車が途切れるのを待っていても車は止まってくれず、歩行者は永遠に渡れません。歩行者は無理やり横断歩道に出て、車が止まってくれることを期待して渡るしかありません。先入車優先で、どの車も我先にと交差点に突入していきます。

このような運転マナーの悪さにはいくつか原因があるかもしれませんが、タイでも最近は運転免許の試験合格の難易度を引き上げるとか、交通違反の罰金・罰則を厳罰化する等の対策が講じられているようです。安心して過ごせるように、早くこれらの対策の効果が出ることを期待しています。

税理士法人望月会計


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