時代を映す相続トラブル ①認知症トラブル
認知症トラブル
日本の高齢化が進み、それに伴って、認知症率が増加しています。
2013年に厚生労働省が発表した推計によると、全国の65歳以上の高齢者のおよそ15%が認知症と推定されています。加えて認知症ではないけれど認知機能に問題を抱えた方が13%ほど存在しているそうです。
これは、相続に関するトラブルも増加すると関連付けられるデータです。
まずは、生前に対策を打とうとした場合・・・
「保険の非課税枠を活用するために、保険に加入する。」「土地の評価額を下げるため借り入れをして建物を建てる。」などの対策をしようとしても、当の本人が認知症ですと「本人に判断能力がない」とみなされ、契約をすることができません。
また、子供が遠隔地に住んでいて疎遠なため財産管理が不十分な場合・・
詐欺などに合い、財産をすべてだまし取られる危険性が高くなり、
親族間でも、近くにいる親族の誰かが、他の人に内緒で勝手に使っているのではないか。という、疑念も生まれます。
正直、認知症になってからでは、策に限りがあります。
体だけでなく、頭も元気なうちに、しっかり考えておいたものです。
ご相談は・・・
税理士法人 望月会計まで